島田智明
外務大臣政務官 · 自由民主党・無所属の会 · Japan
“ロシアによるウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、国際社会全体の平和と安定を損ねております。このような力による一方的な現状変更の試みは決して許すことはできないとの考えに変わりはございません。一日も早く公正かつ永続的な平和を実現することが重要であり、G7を始めとした各国と連携し、ウクライナ支援を継続しております。 このような考えの下、ウクライナに対する財政の支援については、ウクライナの資金ニーズを踏まえ、G7等と連携しつつ行ってきているところでございます。 その上で、今後の情勢の推移を予断できないため、財政支援についても予断することは困難ではございますが、引き続きG7等と連携しつつ、ウクライナ側のニーズを踏まえながら検討してまいります。”
“旧姓の通称使用につきましては、昨年六月に経団連が公表した報告の中に、海外のホテルや出入国時、施設入館時等においてトラブルがあるとされていることは承知しております。 旅券については、一九五九年、昭和三十四年から、顔写真ページの姓に続けて括弧書きで旧姓を併記する取組を開始いたしましたが、当初は券面に括弧書きの部分が旧姓であることの記載がなかったため、旧姓併記が外国の入管当局に理解されなかったというトラブルもあったと承知しております。 その上で、旅券の旧姓併記が分かりやすくなりました二〇二一年、つまり令和三年四月以降、旧姓併記した旅券が原因で入国できなかったというトラブル等につき、在外公館に対して支援要請があった事例はないと承知しております。このことが旧姓併記の旅券を持つ邦人の…”
“地政学的な競争が激化する中で、偽情報等の拡散を含む情報操作による国際的な情報戦が恒常的に生起しております。我が国の信用を毀損する情報発信へ適切に対応することは、情報操作の余地を狭めていく上で極めて重要であると認識しております。 外務省としては、国際社会で日本に関する理解が深まり、客観的事実に基づく認識が形成されるよう、発信の取組を強化しております。今後とも、各国のメディア関係者や有識者に対する積極的な情報提供、情報空間の動向に関する情報収集、分析を進めながら、SNSの効果的な活用を含め、戦略的な対外発信を強化してまいります。 同時に、我が国による発信を含め、我が国と国民が好意的に受け入れられる国際環境を醸成することも重要と考えております。 正確な情報発信と魅力ある多様な文…”
“旅券の作成に当たっては、百九十三か国が加盟する国際民間航空機関、ICAOにおいて定められた国際標準にのっとり対応する必要があるため、現在、我が国は、旅券のICチップ及び顔写真ページのMRZ、機械読み取り領域には法律上の氏名として戸籍上の氏名を記載することとしております。 外務省としては、旅券について、一九五九年、昭和三十四年から、顔写真ページの姓に続けて括弧書きで旧姓を併記する取組を開始しました。ただし、券面に旧姓であることの記載がなかったため、旧姓併記が外国の入管当局に理解されやすいよう、二〇二一年、令和三年四月から、括弧書きで印字された旧姓の上に、旧姓、フォーマーサーネームの記載を付け加えました。また、旧姓併記の旅券を所持した方が入出国の現場等で求められた際に御活用い…”
“御答弁ありがとうございます。 次に、カーボンフットプリント表示についてお伺いしたいと思います。 これもサプライチェーンに関することなんですけれども、少しコンセプトが違うんですが、カーボンフットプリントというのは、製品のライフサイクル、これは、物の原材料の調達から、終わりの方が今度は廃棄まで、最後は消費者に売って終わりじゃなくて、廃棄の部分まで考えるというところでございます。 そのライフサイクル全体で排出される温室効果ガス排出量のことをカーボンフットプリントというわけなんですが、まだいろいろな課題がございます。 例えば、温室効果ガス排出量の算出ルールが標準化されていない。標準化されていないのであれば、消費者がこれを見て、算出方法によって違うんだったら、なかなか比較できないと…”
“サプライチェーンも、どんどんどんどん製品が複雑化することによって、また、グローバルな供給ネットワークということで、どんどん複雑になってきました。例えば、原材料が世界各国で作られ、部品レベルになるとそれがアジアの各国で作られ、製品になるために組み立てられるのが全部中国に集まってきて、最終的に消費者に届けるための小売店が、これが欧米諸国であったり世界各国にということで、もう物の流れというのが非常に複雑になってきて、サプライチェーン全体の最適化、あるいはサプライチェーン全体で何かを進めるというのが非常に難しくなってきている、複雑になってきているというのは事実でございます。 そういった中、環境配慮をどうサプライチェーンに導入していくかというのは大きな課題でございまして、特に、財政…”
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“三年連続定員割れを起こすと、長野北高校と同じように再編整備の対象となることを理解しておりましたので、河内長野市として、長野高校と連携協定を締結し、様々な取組とともに、長野高校の魅力向上に努めました。そのかいあってか、また校長先生を始め長野高校関係者の努力もあり、翌年は定員割れをぎりぎり回避することができ、三年連続がリセットされ、関係者一同安堵したということがありました。 文部科学省として、このような三年連続定員割れを条件に再編整備を規定する条例について、どのようにお考えでしょうか。”
“御回答ありがとうございます。 また、大阪府では、大阪府立学校条例第二条の2において、「入学を志願する者の数が三年連続して定員に満たない高等学校で、その後も改善する見込みがないと認められるものは、再編整備の対象とする。」と規定されております。 大阪では、この条例改正の二〇一二年度から二〇二二年度までの十年間で、十七校の公立高校で募集停止が決まりました。事実、私が市長を務めておりました河内長野市においても、私の任期中に大阪府立長野北高校が三年連続定員割れで募集停止となり、統廃合されました。 多くの市民からたくさんの御意見をいただきました。長野北高校の卒業生からは、母校がなくなるのを何としても食い止めてほしいという御要望。また、長野北高校近くに居住する方々からは、地域の活気がなくなるので、何らかの形で学校を維持してほしいという御意見。結局、大阪府とともに高校跡地の活用をしっかり考えていくという流れになりました。 そして、河内長野市におけるもう一つの公立高校、大阪府立長野高校。こちらが二〇二二年度に定員割れを起こしたときは、とても大変でした。”
“御回答ありがとうございます。 せっかくの機会ですので、万博と日本遺産に相互作用が働くような取組を期待しております。 文化庁の皆様、ありがとうございました。 次に、私立高校授業料無償化が公立高校に与える影響についてお伺いいたします。 私は、小学校は公立ですが、中学校と高校は中高一貫教育の私立でした。高い授業料を支払ってでもその私立校に通う価値があると両親も私も判断しておりましたので、決して私立高校授業料無償化の流れに反対するものではございません。 ただ、私立高校授業料無償化の先行地域である大阪府において、様々な課題が露呈いたしました。大阪府内では、私立高校への人気が高まり、次年度、一般選抜を行う全日制公立高校百二十八校のうち、半分以上の高校で定員割れが予想されております。 文部科学省として、どのように捉えられておられますか。”
“了承しました。 御提案なんですが、大阪・関西万博という名称ですので、これは関西も含まれているわけでございます。文化庁の京都移転を有効利用して、万博会場の夢洲だけでなく、京都で万博関連イベントを開催するというのはいかがでしょうか。”
“また、日本遺産、現在百四つありますが、横のつながりを更に深めることで相乗効果が期待できるのではないか、そんなふうに思っているところでもございますので、引き続き、日本遺産の認知度向上に関するいろいろな取組をよろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。 日本遺産は、元々二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックを意識したものでございまして、二〇一五年から二〇二〇年まで六年かけて、約百か所が指定されました。 多くの外国人観光客が期待できるイベントとして、もうすぐ大阪・関西万博が開幕しますが、この大阪・関西万博と連携して日本遺産をPRする取組を計画されておられるでしょうか。”
“ありがとうございます。 個々の日本遺産認定地域に任せるのではなく、予算の都合もあるのでしょうが、文化庁主導で日本遺産の全体的なPRイベントを、先ほど申し上げました日本遺産マルシェとか日本遺産フェスティバル以外にも、もっと開催すべきではないかなと思っております。 特に、二月十三日が近づくと、二月十三日は何の日か知っているかと周りの人に聞くんですが、知っている人は全然おりません。関係者だけが日本遺産の日ですと答えてくださるんですが、本当に、二月十三日が近づけば、日本遺産の日だなというふうにみんなが答えてくださるような、そんなふうになっていくことを願っております。 いろいろな認知度向上の取組は考えられるんですけれども、全体的な取組の中で、デジタルスタンプラリーの開催、それをすることによって日本全国の日本遺産を回ることになりますし、あるいは、その地域に行かなければ手に入らない日本遺産カードの発行というようなこともすれば、各地域を回り、そして収集する方が増えていくんじゃないかな、それが知名度向上につながっていくんじゃないかな、そんなふうなことを思っております。”
“了承しました。 日本遺産フェスティバル、日本遺産の日記念シンポジウム、日本遺産マルシェなど、ただ、それだけでは不十分のように思っているところが正直なところございます。 先ほど御回答いただいた知名度向上の取組について、その評価はどのように考えておられますか。効果的と考えられていらっしゃるでしょうか。”
“了承しました。十分反映されているということだと理解しました。 先日、太宰府天満宮を構成文化財に含む「古代日本の「西の都」」が日本遺産の認定を取り消されました。決して文化財的価値が低いわけではなく、文化庁が求める日本遺産の方向性にそぐわなかったということだと理解します。認定取消しの理由として、集客力の高いエリアから周辺への誘客、周遊方策の不足、自治体間の連携不足、認知度不足などが挙げられておりますので、現在、日本遺産に認定されている地域においては、これらの項目に特に着目して日本遺産の認定を維持されることを願っております。 次の質問に移ります。 世界遺産と比較して日本遺産の認知度は低い現状ですが、文化庁として、日本遺産の知名度向上のためにどのような取組をされておられますか。”
“了承しました。 国土交通省の中にある観光庁が観光振興、文部科学省の中にある文化庁が文化財保護という解釈をしがちですが、そういったわけでもなく、文化庁がしっかり観光振興も考えていくということで、是非その考えを国宝、重要文化財についても生かしていただきたい、そんなふうに思います。 では、先ほど御回答していただいた日本遺産の目的なんですが、日本遺産の継続審査項目に十分反映されておられるのでしょうか。”
“ほかにも、「「葛城修験」 里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」、こちらは二十市町村にまたがっているのですが、このうち河内長野市、河南町、千早赤阪村、太子町が私の地元でございます。 最後に、「千四百年に渡る悠久の歴史を伝える「最古の国道」 竹内街道・横大路」、十市町村が関わっているのですが、このうち松原市と太子町が私の地元でございます。 それでは、日本遺産の活用についてお伺いいたします。 日本遺産の認定対象は、有形、無形文化財ではなく、ストーリーでございます。有形、無形文化財が具象的なのに対し、ストーリーは抽象的ですので、日本遺産に認定されている地域の地元の人ですら、何が日本遺産に認定されているのかをはっきりと説明できないことがよくあります。ストーリーではなく、日本遺産の構成文化財自体が日本遺産だと誤解したり、また、世界遺産までは至らないが文化財として十分な価値があるので日本遺産に認定されていると誤解したり、日本遺産制度をよく理解していない人がたくさんおられます。 そこでお伺いしますが、文化庁が求める日本遺産の目的は何でしょうか。”
“本日、様々な御質問や御意見をいたしますが、日本遺産の活用、そして私立高校授業料無償化を推進する立場から申し上げることをまずは御理解ください。 私の地元には、四つの日本遺産がございます。まず、「中世に出逢えるまち 千年にわたり護られてきた中世文化遺産の宝庫」、これが河内長野市単独で日本遺産に認定されております。ちなみに、私が河内長野市長を務めていた二〇一九年に日本遺産に認定していただいたのですが、四度目の挑戦でございました。日本遺産認定に向けて文化庁に何度も足を運び、かなりの労力を費やしたのを記憶しております。「女性とともに今に息づく女人高野 時を超え、時に合わせて見守り続ける癒しの聖地」、こちらについては四市町が関わっているのですが、このうち河内長野市が私の地元でございます。 同様に、私が河内長野市長を務めていた二〇二〇年に日本遺産に認定していただいたのですが、それまでの様々な経験が生かされ、また河内長野市が取りまとめ役となって四市町が懸命に頑張ったので、一回目の挑戦で認定していただきました。”
“自由民主党の島田智明でございます。 私は、昨年八月二日まで、大阪府河内長野市において市長を二期八年務めさせていただきました。そのときに深く関わったこととして、本日は二点、日本遺産の活用、そして私立高校授業料無償化が公立高校に与える影響についてお伺いいたします。 本日は、大臣に質問通告がございませんので、文部科学大臣におかれましては、御退席していただいて結構でございます。ありがとうございます。”