寺田静
自由民主党・無所属の会 · Japan
“自由民主党・無所属の会の寺田静と申します。 本日は、参考人の皆様におかれましては、お忙しい中御出席を賜り、貴重な御意見をいただいておりますことに心から感謝を申し上げます。 私自身、半世紀を生きてまいりましたけれども、過去を振り返っても、類を見ない難しい時代であるというふうに感じております。今まで所与のものと思ってきた国際秩序も揺らぎ、数年前には想像し得なかった感染症の世界的な蔓延による打撃、そして、国を越えて国際協調よりも自国の利益が第一であると言ってはばからない勢力の拡大など、にわかに、中学生になる我が子がおりますけれども、子供にも説明がし難いニュースも続いております。 私たちが今この国で享受をしているような豊かさを次世代にも引き継いでいくためには、今回の法改正は非常に…”
“政府だけではなくて、企業の皆様にも本気になっていただいて初めてこの経済安保を実効性のあるものにできるというふうに考えています。 そこで、本日は、この今回の法改正をより実効性あるものにするために何が必要かについて、企業や産業界の御視点から御意見を伺えたらと思っております。既に冒頭の陳述の中でお話しいただいたこともあるかと存じますが、中でもとりわけ強調すべきことなどについて御教示をいただけたらと思っております。 まず、白石参考人と田上参考人にお伺いをします。 白石参考人は弁護士というお立場で企業に対しての経済安保に関する助言をされ、また、田上参考人は研究員として企業の方々と意見交換をされる機会が多いことと存じますけれども、この経済安保で企業の取組を促すにはどのような点が重要だ…”
“どうもありがとうございます。 では次に、渡井参考人にお伺いをできればと思います。 今も出てきましたこのシンクタンクですけれども、このシンクタンクには企業からも社員の派遣に積極的な動きがあるというふうに聞いております。ただ、そこに本当に優秀な人材が集まるのかどうかと、RIETIのようなこの給与体系の中で本当に優秀なトップ人材を集めていけるのかというところが、衆議院側の参考人質疑においても布施参考人などからも御指摘が出ておりました。 思い切ったこの処遇、給与体系が必要ではないかという問題意識もありますけれども、御意見をお伺いできればと思います。”
“自由民主党・無所属の会の寺田静と申します。本日もよろしくお願いいたします。 経済安全保障というと、難しいことのように感じられますけれども、私自身は、これは日本の豊かさ、私たちが享受している社会基盤を含めた豊かさが将来世代にわたってこれからもそれなりのコストで維持され、生活や産業に欠かせない物資が選べるようにそろっていて、手に入る価格であること、そのためにできることを、国として戦略的にやらなければならないことをやっていこうということなのだと理解をしています。 子育てをしておりますと、どう子供に説明をしていいのかと悩むようなニュースが続いておりますし、安全保障のみならず、経済においても、先進国としてのあるべき役割や姿よりも、自国優先主義といったものがむき出しになっているように…”
“役所に勤めている三十代の友人も、非常にやりがいはあるけれども、同世代のやっぱり民間の給与と比較をしてしまうと、自分自身はいいものを着たいとかブランド物に興味はないけれども、やっぱり子供の学費とかマンションのローンを考えると稼げるときに稼がないといけないと、だから転職をすることにしたしと、それはやっぱり上司にはこんな正直な話はできなかったということを聞かせてもらったこともあります。 もちろん、給与、待遇面だけではなくて、国に貢献できるというアピールもできると思いますけれども、やはり民間や大学、研究機関で活躍をしている優秀なプロフェッショナル、高度人材に来ていただくには、この独法の給与体系には収まらない思い切った処遇が必要ではないかというふうに私自身思うところです。 最後、時…”
“布施参考人は、今回の改正案において二つの重要な論点を指摘されたと理解をしております。一つ目は、この改正案には日本の戦略的不可欠性を伸ばすための施策が盛り込まれているということ。戦略的自律性という守りだけではなくて、戦略的不可欠性という攻めに転換をさせていくためのツールがこの改正案にはあるということでした。また、二つ目は、この戦略的不可欠性を伸ばすには、どんな経済安保上の課題を解決をするのか、その課題の解決に必要な技術や経済的手段は何かを考えるシナリオベースの考え方が大切だという点でした。そして、このシナリオベースを考え、発信をする役割を経済安保シンクタンクに期待したいということでした。 まず、戦略的不可欠性を伸ばすためのシナリオベースの考え方と、そのためにシンクタンクが果…”
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“ありがとうございます。 私の地元でも、必ずしも貧困世帯だけではなくて、お医者さんのところの奥様とお子さんもいらっしゃると、地域の中で孤立をして子育てをしていて、地域のつながりが欲しくてやっとやってきたという方もあるというふうにも聞いております。支援がますます拡充されるように祈っております。 次に、食料自給率に関してお伺いをしたいというふうに思います。 五月九日、前々回の委員会の中で、羽田委員への答弁の中で、食料自給率の目標設定に当たっては、国産の増大についての政策的な実現可能性、そして国民の食料消費の予想、将来予想について正確な分析に基づく、そのことによって自給率をはじき出すということが大事だと、予測を無視した形で高い目標を掲げることは適当ではないというふうに大臣は答弁をされていますけれども、その食料消費の将来予想についての正確な分析というのはいつ出るのでしょうか。”
“法案の中に食料の輸送手段の確保の促進というふうにも書かれていますので、例えばこうした冷蔵、冷凍食材や調理キットの、冷蔵と冷凍の宅配の費用の部分を補助するとかいう手段も検討される余地はあろうかというふうに私自身思っています。 こうしたものを活用することを含めて、是非こども家庭庁などとも連携を強化して、大臣の奥様、奥様の周りにいらっしゃる子供食堂の関係者の皆様の意見も踏まえて、このニーズに沿った栄養のある食品が、また食材が子育て家庭に確実に届けられるように、また国産食品の消費拡大にも資するよう、喜ばれる支援の強化に取り組んでいただきたいと思いますけれども、大臣、一言いかがでしょうか。”
“また、うちの実家もそうですけれども、食材の買い出しは週に一回という高齢者世帯でも調理済みの食品を求めるようになってきています。 食料の円滑な入手の確保ということが改正案に明記をされていますけれども、農家さんとお話をしていても、子供食堂とかフードバンクに寄附をしたいと、ただ、持っていくことができないんだよなというふうに言われることもあります。フードバンク、食料の配布では、保存の問題もあって野菜などの生鮮食品は配りづらいんだと、また、買える価格である必要性というところも大事だというふうに思っています。 また、舟山先生に怒られてしまうかなと思いながらですけれども、私自身も生鮮食品は、やっぱり予定どおりに仕事が終わらなかったりして、忙しい中でやっぱり余らせてもしまったりすることもあります。一人親家庭だったりすると、もっと余裕がないだろうというふうにも思うんです。使いやすくなった冷凍野菜、冷凍の食材、様々今あります。あるいは、今は肉野菜いためが五分でできるカットされた食材や調味料がセットになっているようなミールキットというものもあります。”
“ありがとうございます。 今私も所属している子どもの貧困対策推進議員連盟の中で、教育格差について考えるワーキングチームというものが立ち上がっています。 昨日、会合で示された資料では、親の収入と子供の成績がきれいに比例しているということ、また、大学進学率においても、様々なそれ以外の要因を調整しても、経済的に余裕がないということが一番大きく響いているということでした。また、子供時代に逆境体験をする子供たち、経済的に厳しい状況に置かれる子供たちは、女性のおなかの中にいるときからも栄養的にも厳しい状況に置かれているとの識者の指摘もあります。仮にもG7の一角を成す国の現実として、余りにも残酷であるというふうに思います。せめて食べ物だけでもと私自身も切実な気持ちになります。 地方の農家の世帯がかつてそうであったように、今、三世代同居、珍しいものになって、内閣府の調査であったと思いますけれども、世帯の姿を見れば、三世代同居よりも一人親世帯の方が多くなっています。核家族化も進んで、共働きの方が多数派となって親も忙しくなっています。”
“ありがとうございます。 この改正案が成立した後にはどのような支援策を具体的に行っていかれる予定でしょうか。”
“引き続き、前回通告したもののお伺いできなかったものについてお伺いをしていきたいと思います。 子供食堂についてでございます。大臣の奥様も子供食堂、御活動されているということで、敬意と感謝を申し上げたいと思います。私自身、議員となって五年ですけれども、議員の妻としてはその前十年おりましたので、議員の妻として、この東京で働く大臣に代わって地元をつぶさに見る中で、地域の方からまた声を聞く中で、やむにはやまれず取り組まれるのに至ったのであろうというところにすごく敬意を表しますし、また、私は、じゃ、どうだったかといえば、なかなか地元でも、また東京でも子育てに手いっぱいで、何もしてくることができなかったなと恥ずかしく思う気持ちもあります。 この子供食堂に関して、農水省としても支援していくとの大臣の御答弁もありますけれども、今まではどのような支援を行ってきたのかというところについて、いま一度教えていただければと思います。”
“効率のいいところだけ農地として利用できればいいと思われているのかもしれないなと思うときもありますけれども、それでは残った農地もやっぱり野生鳥獣や虫の被害に悩まされるということだろうと思っています。 二言目には人口減少という言葉も出てきますけれども、人口減少であっても、農業で食べられなくなったことと無縁ではないだろうというふうに思います。農村から東京に人が出ていって、都市部では子育て環境も悪くて出生率も更に低いと。中山間地、多面的、この様々支援、有り難いものではありますけれども、本来はこうした根本のところ、農業で食べていけないというところに対策の予算が割かれる方がいろんなことがうまく回るのではないかなと様々御質疑を聞いていて思います。農業で食べていける、子育てができるというのなら、ここまでのことにはなっていないんではないかというふうに思うんです。 ここで熊の質問を終わりたいと思いますので、環境省の方に御退室いただいて結構でございます。ありがとうございました。”
“ありがとうございます。 地方は人材も枯渇をしています。農家の方の声を聞いても、手が空いている人なんというのはいないんだと、探して探して、育児は一段落して介護はまだ始まっていないという女性に頼み込んで昼間だけ来てもらって何とかしているみたいな声もよく聞きます。小規模家族農業で食べていける状況があれば、こうはなっていないんではないかなというふうに私自身は思っています。 耕作放棄地のために様々予算を割くよりも、藤木先生の御発言にもありましたけれども、農業では飯が食っていけないんだと、息子が後を継ぎたいと言って農大を出たけれど継がせられないと、こういう言葉に応えていくことがやっぱり解なのではないかなというふうに思います。徳永先生のところに農家の方から寄せられたという声にもありましたけれども、生産基盤は弱体化しているどころか崩壊しているんだと。朝からこの質疑を聞いてきて、これがこの委員会に集う方々の抱く危機感だろうというふうにも思っています。 農業で食べていけないと、このことがやっぱり耕作放棄地が増える根本の原因であって、このままでは農業はやっぱり持続可能ではないんだろうと。”
“ありがとうございます。 熊は、主担当は環境省だというふうに思っていただきたくないんですね。本来であれば、この山と里とのこの緩衝地帯となるべきところが放棄地となって荒れている現状と、そこを管理するこの地域の方も不在となったようなとき、本当にここから誰が管理するのかということを農水省の方に教えていただければと思います。”
“熊問題では、熊の問題ではなくてこの人間の社会や経済の問題なんだと、必要なのはこれからのこうした田舎の暮らしをどうしていきたいのかという視点だというふうに言われました。 農業で食べていけないということ、この場でも何度も今日もお話に出てきましたけれども、このことが一つ大きな理由となって、やっぱり農村から人を追い出してきたんだろうと私自身は思っています。人口も減りましたし、都市に魅力があるということも事実でしょうけれども、農業で食べていけないということで更にそれに遠心力が掛かったと、そして農業従事者は減ってきたというふうに思っています。それで、その熊がその土地に進出をしてきたんだと思います。 先日の地方公聴会の後の雫石町の視察でしたけれども、ここは秋田との県境でもあって同じような光景が広がっていました。田んぼが耕作放棄地となって、草木が生い茂って、熊の格好の隠れ家となるような景色も見られました。”
“航空写真ちょっと御提示をしたかったんですけれども、ちょっと画像が悪かったので今日お持ちをしていませんけれども、やっぱり一九七〇年代には木が育っていなかったところに、今それを比較をすると、森が育って集落がのみ込まれるようになっているというのが手に取るように分かります。熊にとっては、やはりこの人目に付かずに集落のそばに生息ができるようになったということで、森が集落に迫る中で生息エリアを広げたということが分かります。 手入れの行き届かなくなって密生した林や草木が生い茂っていたかつての農地、生い茂ったかつての農地ですね、あとは誰も食べなくなったクリ、柿、クルミなど、熊にとってはまた食べ放題になっている畑、もう遠くの熊ではなくて隣の熊になっているんだと。最近の熊はというふうに言われますけれども、変わったのは熊ではなくて、変わったのは私たちの暮らしなんだと、人もいなくなったし土地の使い方も変わったと、庭の柿を食べなくてもコンビニに行けば幾らでもおやつがあると、本当にこの人間の生活の変化に熊が柔軟に対応してきたんだということも言われました。”
“ありがとうございます。 県ではもう既に様々、また市町村も含めてお金を使っていると、秋には間に合うようにしたいというような事前にお話も聞いておりますけれども、既にもう被害は出ているんですね。なるべく早く着手をしていただきたいですし、お金もなるべく早く自治体に落ちるようにしていただきたいなというふうに思っています。 県の担当者によれば、山の中の熊というのは特別に増えたとか減ったということではないと、ただ、分布の拡大がやっぱり、人の生活圏側に拡大をしてきているんだということでした。 県の資料によれば、昨年度、熊に襲われて負傷したケースというのは、田んぼの見回りの最中、集落内での犬の散歩中、自宅の庭での草刈り作業の休憩中、自宅敷地内でのクリ拾い中、都市住宅地に熊が出没して五人が連続して襲われたケース、市街地中心部に熊が出て四人が連続して襲われたケースなどであるとされています。県の担当者によれば、もう秋田は熊に侵略をされているような感じだというふうに言っていました。この廃村、廃集落になったところ、人が離れたところを熊が得たんだとも言っていました。”
“ありがとうございます。 十七日には、秋田県の佐竹知事も環境省、農水省などに要望をしております。また、伊藤環境大臣の方からは、この捕獲に偏らないようにということで確実に進めていきたいと、必要な予算も確保して、県とも一緒に課題に取り組んでいただくというお話をいただきまして、既に様々お話をいただいているものというふうに感謝をしております。 県の現場の担当者から様々苦労も教えてもらっていますけれども、麻酔銃についても、一般的には「名探偵コナン」のように、撃てばぱたっと倒れるイメージがあるだろうが、そうではないと、早くて五分と、遅いと十分から三十分麻酔が効いてくるまでに掛かるんだと、体重が多ければ薬の量も増えるから、大きい熊にはそれなりの麻酔薬の量が要ると、三本撃たないといけないこともあると、かつ、複数の熊がいれば、逃げられてしまいそうなシチュエーションでは使えないんだと、本当に大変だということでした。 改めてお伺いしますけれども、支援策を検討しているとの報道もありますけれども、具体的にどのようなことを検討しておられるのか、教えてください。”
“昨年、バス停で高校生らが襲われる事故があった北秋田市では、再び市街地に熊が出没をして、また、田んぼで作業中に熊を、右足をかまれて負傷したという方も出ています。 そこで、環境省にお伺いをします。 四月に熊が指定管理鳥獣に追加をされました。以前より指定されていた鹿、イノシシとは違う管理のやり方になるというふうに伺っています。具体的にどのような方法になるのか、教えていただけますでしょうか。”
“こちらのケースは山林での事故でありましたけれども、この場でも何度もお話を申し上げておりますとおり、昨年度の県内での熊の目撃件数は三千七百二十三件、人身事故被害者数は七十人のうち六十一人が人の生活圏で被害に遭っております。今年の一月には、県では、昨年の捕獲頭数二千頭に及んだということで、生活圏に出てきた熊の多くは捕獲をされたということもあって、今年は少し落ち着くのではないかと見通しを示しておりました。 ところが、県は先月になって、熊の目撃件数が例年を大幅に上回っているとして、県内全域にツキノワグマ出没警報を発令して、昨日までの目撃件数は二百件を超えております。 以前も申し上げましたが、この件数は警察に通報があったもののみのカウントでありますので、多くの方は、車で通りがかったときに見たとか、自分の農地でほぼ毎日見るようなものは通報しないということもあって、実際はこれよりもはるかに多くの目撃情報があるものと思います。 また、今月に入ってからは、山林だけではなくて市街地で出没が相次いでいます。”
“秋田県の寺田と申します。 本日も時間をいただきまして、ありがとうございます。 私からは、冒頭、熊対策についてお伺いをしたいと思います。 改正案には、四十八条に新たに鳥獣害対策も記されました。この農村や集落が抱える課題とも無縁ではないものと思っております。本日は環境省の方にもいらしていただき、少々釈迦に説法のところもありますが、冒頭、秋田県にて起こりました事故についても触れさせていただきたいと思います。 全国ニュースでも報道されましたとおり、今月十八日、秋田県鹿角市において、山林で倒れていた男性、青森県在住の男性でございましたけれども、この男性を救助するために向かった警察官二名が熊に襲われて、頭や腕などに大けがを負いました。倒れていた男性については既に亡くなっているようだったということもあって、また、現場に熊がいて危険が伴うということで、その日は退避せざるを得なかったと。その後、車で近くまで行けるようにと、林道の拡幅工事などを行って、ようやく昨日、この御遺体の収容がかなったということでした。”
“ありがとうございます。 私も、農水委員会の前は環境委員会に所属をしておりましたので、そうするとやっぱり二酸化炭素の排出の削減とかプラスチックを減らすという議論があって、買物をするときはそういうものを自然と意識をするようになりましたから、また、この農水委員会に移ってからは国産のもの、有機なものをより積極的に手に取るようになったということもあって、この消費者への農業の理解を深めることというのは確かに合理的な価格形成につながるんだろうということは実感をしております。ただ、それは、私が今、少し高くなっても買える恵まれた状況にあるからであって、一般的にはそうはいかないんだろうとも思います。 参考人の方からも、消費者は安ければ安いほどいいと、生産者は高い方がいいと、この矛盾しているのに改正案は解決策を示していないという御意見もあったと思います。もうこれは社会の在り方に関わることなのかなというふうにも思いますので、この適正な価格形成に関する協議会だけではなくて、政府全体で議論をしていただきたいということをお願い申し上げまして、質問を終わりたいと思います。 ありがとうございました。”
“ありがとうございます。 消費者の理解を高めるということについては、この農村の政策がやっぱり大事なんじゃないかなというふうに思います。 参考人の野中氏の御意見、今日も日経新聞の方にも掲載されておりましたけれども、文化の伝承ですとか良好な景観の形成、自然環境の保全など、様々なことをまた主張をされております。 私の事務所のスタッフのお子さんも山村留学をしていて、そこでやっぱり地元のお祭りなどがもう楽しくてたまらないということでした。何か、秋田に住まう者としては何か当たり前のような気がすることでも、ふだん東京で暮らしていてそういうところに行くと、こんなものがあるんだなというのはすごく楽しく感じられるんだなということを私もそれを通して学ばせていただきました。その部分が非常に弱いというか、欠けているんではないかという御指摘は本当にしっかりと受け止めなければいけないんではないかなというふうに思います。 この消費者の農業への理解を深めることが合理的な価格の形成にどのようにつながると考えていらっしゃるのか、教えてください。”
“ありがとうございます。 損をするリスクというようなお話がありましたけど、これはまた後日ゆっくりお伺いをしたいなというふうに思います。 次に、合理的な価格形成のところについてお伺いをしたいと思います。 消費者の役割として、農業等への理解を深めていただくとともにというふうに書かれていますけれども、具体的にどのような理解が足りない、消費者の側の理解が不足をしているというふうに認識をされているのか、また、その理解を深めるためにどのような方策を実行するおつもりなのか、そして、理解が高まっているかどうかということをどのように把握をされるおつもりなのかを教えてください。”
“ありがとうございます。 私としては、二〇二二年の二月に始まったロシアのウクライナ侵攻で小麦の国際相場が急騰したというような、このような地政学的なリスクをどのように回避をするのかを知りたいというふうに思っています。 たとえ兆候段階を察知をしたとしても、そのときから輸入の確保を行うにはどういう行動が農水省に求められているのかと。答弁にある輸入競争に巻き込まれる前に安定的に食料を確保する対策というのは、先ほどの政府間対話なんだということなのかもありませんけれども、改めてこの対策とは何かを教えていただければと思います。”
“ありがとうございます。 少し前の御答弁にあった、食料の供給不足の兆候の段階から輸入を確保するというようなお話あったと思いますけれども、食料の供給困難事態対策法で定めるということですけれども、そもそも兆候の段階を把握をできるでしょうか。政府はそれをどのように把握をするのか。また、最近の小麦価格の高騰などを含め、実際にどの段階で政府は何を把握していたのか、その実績を教えていただければと思います。”
“ありがとうございます。 一問ちょっと割愛しまして、では、世界的なこの食料供給の不測時に買い負けをしてしまうという懸念に対する対策としては、海外の輸出、物流事業者に対する投資が必要とされていましたけれども、そのために農水省は今まで何をされてきたんでしょうか。また、改正後には何をされるおつもりでしょうか。”
“ありがとうございます。 食料の安全保障の確保が、食料が安定的に供給をされている状態で需要を満たすための十分の量が総量として確保されていて、それは国内農業の生産を増大を基本とするけれども、輸入及び備蓄の確保も含んでいて、安定的な輸入というのはこの安全保障が損なわれる危機時にも安定的に確保ができることと。 でも、私もちょっとうまく説明できません。もちろん、異常気象などがあってこの国内生産が落ち込むこともあるので、全て国内生産にすればいいとは全く思っていませんけれども、その輸入で安全保障を守ろうとするというのは、この途絶リスクを考えたときに、輸入をそこに、規定に含めておくことに危うさはないのかなというところがちょっとまだよく分からないところがあります。 また、これはまた後日にして、後日にしたいところもありますけれども、この安定的な輸入の確保について、農水省としてできることとしてこの政府間対話を挙げていらしたと思いますけれども、具体的に今後はどの国に対してどのような品目についてこの対話を重ねていくというふうにお考えでしょうか。”
“また、御答弁の中にある十分な量の食料が総量として確保されている状態の確保されている状態というのは、具体的にどのような状況でしょうか。例えば、現に日本国内に存在していることを指すのか、それとも海外でその日本向けの食料が確保されているということも含むのか。また、それを、海外で確保されているということを含むのだとしたら、この食料安全保障を考える契機となった輸送途絶のリスクなどはどういうふうに関係するんでしょうか。”
“ありがとうございます。 先日の御答弁にあった国民の需要を満たすための十分な量の十分な量とは、具体的にどのような量を指すんでしょうか。そしてまた、十分とは、国民、この日本に暮らす人たちにとってどう十分というふうに考えられているんでしょうか。”
“ありがとうございます。 次に、大臣による法案の趣旨説明のときも、また、他の委員の先生方からも繰り返しありましたけれども、この食料の安定的な供給のところについていま一度お伺いをしたいと思います。 そもそも食料の安全保障を考えることになった契機というのは何か、いま一度教えていただけますでしょうか。”
“ありがとうございます。 それを受けて、今回の基本法の改正、それに付随したこの法案の創設というものによって、どのような改善が見込まれるでしょうか。”
“ありがとうございます。 いま一度確認ですけれども、では、この平成五年の米の大凶作は、改正案二十四条にある国民生活の安定及び国民経済の円滑な運用に支障が生じる状態であったという認識でいいでしょうか。”
“是非秋田に来ていただくことを重ねて御検討いただきたいと思っております。 ここからは、前回までのほかの方、ほかの委員の方や私自身の質疑に対する政府の方々の答弁に対して、抽象的で分からなかったことなど、また実効性に疑問を感じたことなどを中心に質問させていただきたいと思います。 まず一つ目、前回の私に対する御答弁で、米不足もバター不足も安定供給が損なわれたとは考えてはいないという御答弁がありましたけれども、その御認識で間違いがないでしょうか。”
“徳永先生も同じような指摘をされていたと思いますが、気候変動のために、この食料を将来自給をできる可能性があるのは、北海道、青森、秋田だけだというふうに指摘をしている有識者の方もあります。残念ながら、山形は含まれておりません。そのような場所、この可能性がある農地、農村が荒廃をしているという現状を是非見ていただきたいんです。私が言うまでもなく、一旦荒れてしまえば、農地を元に戻すにはかなり時間が掛かります。世界的には食料需給が逼迫をするのではと言われている中で、自給ができる可能性があると言われている土地、農地を放置をしている余裕などどこにあるのかというふうに思います。 是非一度この秋田に来ていただけないでしょうか。秋田に来てこの現場を見て、せめて農業の現場をよく知って、政策で様々努力をしてきている、農業をやっている県議の方々のお話だけでもいいので、直接聞いていただけないでしょうか。一言、いかがでしょうか。”
“個体数が減っても被害は変わらずというお話であったと思いますけれども、秋田も全く同じ状況で、県の熊対策専門官も、昨年は二千頭ほど捕獲したから今年は少し落ち着くのではないかと冬の間にお話をされていましたけれども、春から再び被害も出て、毎日、農地や住宅地、先日は高校の敷地内でまで目撃をされております。我が家の筋向かいの家でも庭に熊のふんが出ました、ありました。これ、本当にごみ出しも怖いですし、子供だけで外で遊ばせるということはちゅうちょをします。自然が豊かであるということは本当に有り難いことではありますし、気持ちがいいということもありますけれども、これからもこうした野生動物の被害におびえながら日常を暮らすのかと思います。 以前も委員会で新聞記事などを資料として共有をさせていただきましたけれども、熊に襲われた被害者の多くの治療に当たってきた医師によれば、この熊によるけがというのは頭部に集中をしています。命は助かっても失明をするという方も出てきています。昨年一年間だけでこの住宅地や農地に出てきた二千頭の熊が捕獲をされたという厳しい場所を是非この大臣の目で見ていただきたいと思うんです。”
“秋田のようなところはこの一部なんだなと、切り捨てられるような感覚を覚えてしまいました。 この少子高齢化が最も日本で進んでいるところ、それが秋田県です。でも、この秋田の姿というのは日本の多くの地方の未来の姿だろうとも私は感じています。中山間地だけではなくて、あちこちもう荒廃しているんです。この農村の疲弊を目の当たりにして是非感じていただきたいものが私にはあります。この遠心力が働いて若者がどんどん出ていく地方というのがどういう姿になっているのかと。国土交通省の十年前ぐらいのレポートでしたでしょうか、農村部では集落は維持できず、野生鳥獣に支配されるとされています。その足音が聞こえるのが残念ながら秋田なんです。 先日、佐藤委員もお話をされていたかなと思いますけれども、鳥獣被害、これも深刻で、これもまた中山間地で離農が進む原因の一つともなっています。”
“ありがとうございます。 総人口も減っているというような御答弁もあったかと思うんですけれども、総人口の減り方に対してこの基幹的農業従事者の減り方、これ随分違うというふうに思うんですね。でも、大臣の認識では、確かに人は減ったけれども、この農地とこの産出額とか農業所得に関してはまあそこまで減っていないんだから、まあそこそこはうまくやってきたじゃないかという御認識なのかなということで承知をいたしました。大臣が上司として部下を、農水省の皆さんを大切に思っているという優しいお人柄なことは伝わってまいりました。 ただ、だとすれば、一度是非秋田を見に来ていただきたいなと思うんです。大臣は、弱体化との指摘に関して、稲作農家が減少したんだと、中山間地の高齢化と日本のこの全体の人口減少、高齢化というふうに午前中に御答弁をされています。稲作農家、米は売れないんだからそれなりに淘汰をされるのは当たり前なんだというようなことが言外にやっぱり含まれているんじゃないかなと思ってしまうんです。この弱体化の文脈で、この一部においてとか中山間地でというふうにおっしゃったんです。”
“秋田県の寺田と申します。本日もよろしくお願いいたします。 私も、大臣の御発言の生産基盤は弱体化しているとまでは思っていないというところから始めさせていただきたいと思います。 そして、生産基盤は人と農地だとの御答弁もありました。ただ、その人ですけれども、徳永先生の資料にもありましたけれども、この基幹的農業従事者は二十五年で半分以下になっていると。その生産基盤の一つ、二つのうちの一つの基幹的農業従事者が半減をしているという状況下であっても、弱体化しているとまでは言えないという理解で、確認ですけれども、よろしいでしょうか。”
“済みません、通告をしていませんけれども、大臣の所感を一言いただければと思います。それで終わりにしたいと思います。”
“そして、しかも、食料不足が起きるとやっぱりどの国も自国優先になるから、輸出規制を簡単に掛けてしまうと。だから、いざというときにこの輸入は当てにできないと、リスクが高いと言えるというふうに指摘をされています。 また、この二番目の備蓄に関しても、現在、米の百万トンを始めとした小麦、トウモロコシを数か月分備蓄をしていると。これは二〇一一年の東日本大震災のときには大きな助けになったけれども、備蓄というのはコストがかなり掛かるので、過度に依存できるものではないというふうにおっしゃっています。 また、三番目の国内生産に関しては、これまでは不利と言われて輸入を拡大してきたけれども、現在ではコストも含めて、あるいは安定性も含めて一番頼れる存在となっているというふうにお話をされています。 私も全然この答えを持って話をしているわけではなくて、ただ、この盛田氏が指摘をされている、一番頼れる存在であるはずのこの国内の生産基盤、農村、農地が、この農水省の必ずしも所管範囲だけではない様々な理由もあって危機的な状態にあるんだろうというふうに思っています。”
“でも、二十一世紀、二〇〇〇年代に入って、オーストラリアの大干ばつが二年連続で起こったりして食料価格は上がって、まあまた落ち着けば元の価格に戻るだろうと思ったら元には戻らなかったと。この辺りを円安だとか戦争のせいと思っている人も多いと思うし、それは確かに食料価格の極端な高騰を招いたけれども、戦争が終われば元に戻るということにはならないだろうというふうに指摘をされています。 この盛田さんによれば、トウモロコシ、小麦、大豆、米といった穀物価格は二十世紀後半と比べて二倍になっていると。これまで輸入、備蓄、国内生産という三つの方法で日本は対応してきたけれども、これもなかなか厳しい状態にあると。 この一番目の輸入について、今るる話してきた輸入ですけれども、今まではやっぱり結構安上がりだったけれども、結果として自給率が三八%になってしまったと。また、現在は円安ということもあって、この輸送費も高騰して輸入コスト全体が上がってしまったので、なかなかこの外国頼みの輸入というのは苦しくなってきているのが実情だと。”
“ありがとうございます。安定的な輸入が大事だというのはすごく理解をしております。 IMF、国際通貨基金が公表している食料飲料価格指数によれば、一九九二年と二〇二二年の比較で、この三十年間で食料の総合価格指数というものは二・五倍になっているということでした。安定的に輸入にこれからも頼れるのかということは、世界の人口の増加、バイオ燃料の需要拡大、気候変動による干ばつ、洪水、台風などの災害の激甚化などから識者からも疑問が呈されているところだというふうに理解をしています。 元東北大学の教授であられる盛田清秀さんによれば、二十世紀には、このFAO、国連食糧農業機関とか、IMF、国際通貨基金などの国際機関がそろって世界はもう食料不足に陥ることはないと、もう食料問題というのは解決したと、そうした認識が一般的だったというふうにおっしゃっています。実際に、何かの原因で一旦価格が上がることはあっても、せいぜい数年で元の水準に戻っていたと。”
“ありがとうございます。 日本が長期的には優れた取引先だということを理解してもらうというようなお話もありましたけれども、人口が減っていく中、それが真実であり続けるといいなというふうな思いもあります。 私が議員になる以前でしたけれども、スーパーでよく買っていたのは、抗生物質を一切使っていないカナダのゼロ地豚みたいなものがあって、それで、でも数年前からすっかり姿を消してしまって、どうしてかと言ったら、もう日本には入ってこないと、買い負けてしまってというふうに言われました。実際にやっぱりそういうことって既に起こっているんだろうなというふうにも感じています。 この釣り合わない場合ですけれども、安定的な輸入の確保というふうに言えるんでしょうか。”
“ありがとうございます。 今のところも農水省だけでは解決ができないところなんではないかなというふうに思いますけれども、そうした場合、対策というのはどのようにされるんでしょうか。”
“ありがとうございます。 輸入食料の供給力はありながらも、日本にその食料の購買力が釣り合わないということも想定をされているでしょうか。”
“ありがとうございます。 高橋政務官のお話にもあったかなというふうに思いますけれども、この年月を掛けて様々関係を築くことなどはなかなか農水省だけでは難しいところではないかなというふうに思います。 こうした農水省だけではできないことに関してはどのように実現を図っていかれるんでしょうか。具体的にはどういうことをされるというふうにお考えでしょうか。”
“この食料の安定供給における安定的な輸入の確保ですけれども、改めてこの安定的な輸入の確保というのはどのような状態を指すんでしょうか。”
“ありがとうございます。 細かな品目ごとを出してみなければ分からないというようなことなのかなとも思いますけれども、本当にざっくりとでも結構なんですけれども、どのぐらいのこの割合が適切、どのぐらいが目指すべき割合、適正な割合だというふうに考えられているんでしょうか。”
“ありがとうございます。 今後は基準を定めるということだというふうに思います。 この平成五年のときでしょうか、私も大学であったので、当時のことをよく記憶をしています。大学の学食のカレーの御飯がタイのお米、インディカ米になって、米どころから来た私はもちろんでしたけれども、都市部の出身の先輩なども臭いや食味の違いに渋い顔をされていたなという記憶があります。 米農家の減少が進み、さらに異常気象による生育不良というものが重なることがあれば、今後また米不足が発生してしまう可能性も十分にあるということが指摘をされておりますけれども、事実、近年、日本では猛暑が続いて、高温障害なども起きておりますし、また、その後の長雨と低温が続くなど異常気象が常態化をしていると。この気候、気象変動の激しさは今後も続くことが予想されているというふうに思います。 また、別件ですけれども、例えばバター不足などで数か月スーパーで品不足が続くというような状態は安定的な供給ができていないというふうに捉えられるんでしょうか。”
“ありがとうございます。 今、この総量の確保のところを主にお話をいただいたと思うんですけれども、この安定的に供給されている状態、実現している状態というのは、安定的に入手できるところまで含むということでよろしいでしょうか。”
“ありがとうございます。 その安定供給が実現しているかどうかをどの指標を基に判断をされるんでしょうか。”
“このようなことも踏まえて、この改正を広く国民、日本に住まう方々、この法改正の影響を受ける方々にも分かりやすいものとすべく、この文言の概念を一つ一つお伺いをしながら明らかにしていきたいというふうに思っております。 まず、食料の安全保障の確保について、良質な食料が合理的な価格で安定的に供給されというふうに書かれておりますけれども、そもそもこの食料が安定的に供給されている状態とはどのような状態を指すのでしょうか。”
“ありがとうございます。安心いたしました。 それでは、用意していた質問に入らせていただきたいと思います。 今日の田名部委員の御発言の中にもありましたけれども、お金を出せば食べ物が買えるという時代ではなくなっているというのは、この場にいらっしゃる多くの方の共通認識だと思いますけれども、残念ながら一般にはそこまでの危機感はないものとも感じております。 ただ、ここでの議論は農政全般にわたるもので、また国民生活にも大きく関わる改正に関するものですので、合理的な価格と適正な価格というお話もありましたけれども、この法律の文言は一般的に理解しづらくて、抽象的になりがちでもあります。 この価格に関する議論の中で、その法文に落ち着くまでの過程を御説明をいただきましたけれども、納得するかどうかは別として、その議論の経過の御説明をお伺いをすれば、その経緯自体は了解可能なものであったというふうにも感じました。”
“ここで指す国民というのは、農水省としてはどのように定義をされているんでしょうか。私自身は、重ねて申し上げれば、鈴木副大臣が一度おっしゃったように、日本に暮らす一人一人であるべきだと考えますが、いかがでしょうか。”