福山哲郎
副議長 · 各派に属しない議員 · Japan
“貧困対策に関しては、特に、中高年となる就職氷河期世代等について、就労が困難な人を社会参加に導いて潜在力が発揮できるよう引き続き支援するとともに、就労支援にとどまらず、福祉の拡充という側面からセーフティネットの在り方を検討することが不可避であります。 また、身寄りのない要支援者を対象とする福祉の在り方、若者の孤独・孤立対策及び若者支援の充実、子どもの自殺対策等も重要であります。 提言の第四は、「障がい者の障壁の解消」についてであります。 障害者権利委員会の総括所見を踏まえ、障がい者に関連する国内法制及び政策の障害者権利条約との調和に向けた検討が求められます。中でも、障がい者の家族依存からの脱却、地域移行を含めた脱施設化は大きな論点と考えられます。 また、インクルーシブ教育の…”
“国民生活・経済及び地方に関する調査会における調査の経過と結果について御報告申し上げます。 本調査会は、第二百十回国会の令和四年十月三日に設置され、三年間の調査テーマを「誰もが取り残されず希望が持てる社会の構築」と決定し、鋭意調査を進めてまいりました。 三年目は「社会経済、地方及び国民生活における希望の実現」について調査を行うこととし、「希望が持てる雇用・労働環境の整備」、「希望が持てる地域社会の実現」及び「誰も取り残さないための支援」について参考人から意見を聴取し、質疑を行った後、委員間の意見交換を行いました。 さらに、調査会決議としては平成十五年以来二十二年ぶりとなる「誰もが取り残されず希望が持てる社会の構築に関する決議」を全会一致で行うことができました。その内容は、あ…”
“提言の第一は、「雇用・労働環境の改善」についてであります。 男女間の賃金や待遇の格差是正には、個別の紛争を公正に解決するための基準や仕組みづくり、企業の人的資本情報の開示範囲拡大に向けた取組が重要であります。 また、女性や障がい者等の就業を継続するための労働環境の整備、男性の育児休業取得の促進、過重労働対策の推進等も求められます。 提言の第二は、「地域社会の活性化及び再生」についてであります。 地域公共交通の在り方に関しては、官民の役割分担、地域公共交通に対する国の果たす役割の強化等について、改めて議論し、所要の見直しを図る必要があります。 また、地域経済の活性化には、移住者や投資を呼び込む取組等が求められるほか、地域コミュニティの再生、地域におけるエッセンシャルワーカー…”
“二〇一〇年、例の中国の漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件、我々の政権のときでした。これは、私が官邸にいたので、言えないこともたくさんあります。しかし、今日あえて言っておきたいなと思うのは、当時、腰抜けとかいろいろ言われました。しかし、実はこのときは、出入国管理法ではなくて、海上保安庁の巡視船に衝突したので、公務執行妨害で逮捕をいたしました。ですから、これはある意味でいうと、刑事手続のプロセスに入りました。船長は罪状を否認していたので、那覇地検は勾留を延長しました。 その途端、中国は大変な抗議でした。日本の財界、それから日本の自民党の古い政治家の方も含めて、何とか無条件釈放しろというのが中国側の主張でした。それは、一にも二にも、日本が刑事手続に入ったからです。御案内のよ…”
“なかなか難しいとは思いますが、言い続けること大事だと思いますし、これは完全に日中間の合意ですので、それも、自民党政権も我々の政権も両方で動かしたものですので、どうかよろしくお願いしたいと思います。 残りもう少ないんですけれども、最後のページ見てください。 この委員会で、今年もそうですが、ずっと松沢委員が、尖閣における日本の施政権を明示することが非常に重要だという御指摘をいただきました。 これ、尖閣やそれぞれ日本の国内に入ってきた者に対する対応の一例ですが、例の北朝鮮からの男性がシンガポールから入国したときも、実は入管難民法で強制退去させています。このときは国内でもいろんな声がありました。それから、二〇〇四年も、これも、尖閣に中国人七名が不法上陸したときも、実は現行犯逮捕し…”
“是非よろしくお願いします。 輸出再開は、三十七都道府県のものはなるべく早く実現に向けて動いていただきたいと思います。実現しないことにはなかなか前へ進まないので、中国はなかなかやると言っても実現しないことが多いですので、よろしくお願いします。 重ねて、ちょっと昔話をするんですが、二〇〇八年、自民党政権のときに、御案内のように、これの二枚目のプリントにあります、いわゆる白樺のガス田の共同開発についての合意というのがありました。それで、このことについては、それぞれ合意に基づいて内容を検討するという会合をやるということになっておりまして、実は、我々の政権の二〇一〇年の七月に第一回の会合を実施しています。つまり、これは自民党がある程度合意したものを我々としては実際の会合を動かしまし…”
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“共同声明出せないんじゃないかと言われたにもかかわらず、ウクライナについては、強固で信頼に足る安全保障の仕組みの必要性を強調したこと、それから、ウクライナに対する、復興会議も含めて、引き続き調整する、人道支援の調整等かなり踏み込んでいただいたこと、それから、侵略行為の再発も防止、防衛といって、ある程度今ウクライナが主張していることについてG7でまとめていただいたと。これ、なかなか難しかったと思うんです。まあロシアに対する批判は、非難は少しトーンはもちろんダウンしていますけれども、それでもウクライナの今の国際的な立ち位置について言及できたというのは、ルビオ国務長官が同席をされる中だったので、これも僕は良かったと思っているんですが。”
“ありがとうございます。 ちょっと話変わりますが、私、岩屋大臣のコメントで、非常に、何というか、私が評価するというのは生意気なんですが、よく言っていただいたなと思うことがありまして、ドイツのミュンヘン安全保障会議で岩屋外務大臣は、ウクライナ侵攻をロシアが勝者になる形で終わらせてはいけないと明確に述べられました。 これ、日米の首脳会談の後なんですね。日米の首脳会談ではウクライナについてはほとんど言及がなかった。その後のこのミュンヘンでの安全保障会議で岩屋大臣がここまではっきりと日本の立場を外務大臣として言われたことについて、私は非常に良かったと思っておりまして、こういったメッセージがすごく大事な時代に来ていると思っています。 重ねて申し上げると、G7の外相会合の共同声明では、これは実は質問通告していないんですけど、外務大臣にお伺いしたいのは、ルビオ国務長官が来られて、それから、トランプ大統領のウクライナに対する姿勢がいろんなところで物議を醸し出している状況の中でのG7だったわけです。”
“ありがとうございます。 先ほどの尖閣の事案もそうですし、今回の事案もそうですし、かなり強めに、大使館の方には外務省の方から、政府の方から、できれば、大臣までは出ていくものではないと思いますが、政治レベルで、副大臣レベルも含めて少し高いレベルで抗議を考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。”
“これ、二回続いているわけでして、外務大臣にというよりかは、これは恐らく事務方だと思うんですけど、報道発表するときに、事前にどういうことを言うのかについてのすり合わせ、調整、こちらが言っていることは報道発表できますが、向こうの言っていることはこちらからは言えないので、ですから、そこも含めて報道発表についての事前のすり合わせ等をより徹底していただきたいと。 せっかく外相会談をやられているのに、こういったことがあると、信頼醸成をしようという意図でやられていると思うのが逆になりますので、そこについては、外務大臣、是非このことについては事務方も含めて中国側に強く言っていただきたいと思いますが、この件はいかがでしょうか。”
“ありがとうございます。 私は、外相会談が行われたこと、それから日中韓で、三か国での外相会談も行われたことについては、極めて高く評価をしています。報道等を見ると、懸案全く解決をしていないじゃないかみたいな報道流れていますけれども、これは、懸案をお互いが顔を見てしっかりと主張し合うことが極めて大事だと思いますので、その中で動かすところは動かすということだと思いますので、ただ、足下外相会談やっているときにこういうやり方は少し行儀が悪いんじゃないかなと私も思うので、今外務大臣が強く言っていただいたので、それで私もよしとしたいと思います。 一方で、報道発表がまた異なりました。これも、実は、外務大臣は御記憶あると思いますが、委員の方も御記憶あるかもしれませんが、去年の十二月の日中外相会談でも同様のことがあったんですね。去年は、談話についてのコメントが、岩屋大臣が言われたことと違うことを向こうは報道発表したと。今回は、やはり、今度は石破総理の発言について事実と違うことを報道発表したと。”
“ありがとうございます。 極めて私は不適切かつ遺憾に思っておりまして、二十二日に日中の外相会談があると、それで、前の日からこういった領海侵犯を繰り返すと、そして日中外相会談が終わった後もまだ侵入をしていると。あたかも外相会談で、岩屋大臣がこのことについて言及されていることを僕理解しておりますが、言及されることを想定をした上でやっていると。それに対して、恐らく王毅外相は中国の立場を強くまた反論したんだというふうに推察をしますが、やっぱりこれは本当に強く抗議していただかなければいけないと思いますし、海上保安庁、それから防衛省も含めて、これ四日続くとなると、かなり厳しいオペレーションが続くわけです。 極めて遺憾だと思いますので、このことについて、防衛大臣は、ごめんなさい、岩屋外務大臣はよくよく分かって外相会談でも言及されていると思いますけれども、何らかの御答弁をいただければと思います。”
“岡山、愛媛の皆様には心からお見舞い申し上げますし、早速自衛隊、今御報告いただいたとおり派遣をいただいていることにも、本当に感謝を申し上げたいと思います。是非よろしくお願いします。 二点目でございますが、これ、日中の外相会談の前からなので、ちょっと私けしからぬと思っているんですけど、三月二十一日以降、中国の海警局の船が尖閣諸島沖の領海に相次いで侵入しておりまして、どうも昨日の時点でもまだいるというような話が入っておりますが、外務大臣、現状今どうなっているか、若しくは海上保安庁、どうなっているか、お聞かせいただけませんでしょうか。”
“おはようございます。立憲民主党の福山哲郎です。よろしくお願いいたします。 岩屋、中谷両大臣におかれては、本当に動きが激しい国際情勢の中で、マルチやバイの会談も含め、それから外遊も含め、本当に御奮闘いただいていることにまずは敬意を表したいと思います。 ちょっといろいろ動いているので、一つ二つほど、済みません、昨日から動いていることについて御質問させていただきます。 まずは、岡山市と愛媛県今治市の山林火災です。 大船渡の火災があれだけ長期間広がったことも御記憶あると思いますが、現在も延焼は拡大していると承知をしています。岡山、愛媛両県より自衛隊に派遣要請がなされ、対応に当たっていただいているというふうに思っておりまして、自衛隊の皆さんにも心から敬意と感謝を申し上げたいと思いますが、中谷大臣におかれましては、自衛隊の対応、現状認識等、もし御報告していただける部分があればお願いいたします。”
“他に御発言もなければ、参考人に対する質疑はこの程度といたします。 参考人の皆様に一言お礼を申し上げます。 皆様には、長時間にわたり貴重な御意見をお述べいただき、誠にありがとうございました。今日は立法府に対して幾つかの大切な御示唆をいただいたと考えております。調査会を代表いたしまして厚く御礼を申し上げます。(拍手) この際、出席者各位に申し上げますが、谷口参考人の配付資料二点については、一点目が外部提供不可でございます。二点目が要返却となっております。取扱いにはくれぐれも御留意いただくとともに、要返却の資料については、今日はお持ち帰りをせずに、机の上に置いていただくようお願いいたします。御留意ください。 本日はこれにて散会いたします。 午後三時五十八分散会”
“以上で各会派の一巡目の質疑は終了いたしました。 二巡目は、答弁を含めた時間がお一人六分以内となるように御協力をお願いいたします。 これより二巡目の質疑を行います。 質疑のある方は挙手を願います。 星北斗君。”
“ありがとうございました。 以上で参考人の御意見の陳述は終わりました。 これより参考人に対する質疑を行います。 本日の質疑はあらかじめ質疑者を定めずに行います。 まず、各会派一名ずつ指名させていただき、一巡後は、会派にかかわらず御発言いただけるよう整理してまいりたいと存じます。 発言は着席のままで結構でございます。 また、質疑者には、その都度答弁者を明示していただくようお願いいたします。 なお、できるだけ多くの委員が発言の機会を得られますように、答弁を含めた時間が一巡目はお一人十二分以内となるように御協力をお願いいたします。 これより一巡目の質疑を行います。 質疑のある方は挙手を願います。 田中昌史君。”
“また、御発言の際は、挙手をしていただき、その都度会長の許可を得ることとなっておりますので、御承知おきください。 なお、御発言は着席のままで結構でございます。 それでは、まず奥田参考人からお願いいたします。(発言する者あり)奥田参考人、挙手をお願いします。奥田参考人。”
“国民生活・経済及び地方に関する調査を議題といたします。 本日は、「誰もが取り残されず希望が持てる社会の構築」のうち、「社会経済、地方及び国民生活における希望の実現」に関し、「誰も取り残さないための支援」について三名の参考人から御意見をお伺いした後、質疑を行います。 御出席いただいております参考人は、認定NPO法人抱樸理事長奥田知志君、認定特定非営利活動法人スチューデント・サポート・フェイス代表理事谷口仁史君及び特定非営利活動法人日本障害者協議会代表藤井克徳君でございます。 この際、参考人の皆様に一言御挨拶を申し上げます。 本日は、御多忙のところ御出席いただき、誠にありがとうございます。 皆様から忌憚のない御意見を賜りまして、今後の調査の参考にいたしたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。 次に、議事の進め方について申し上げます。 まず、奥田参考人、谷口参考人、藤井参考人の順にお一人二十分程度で御意見をお述べいただき、その後、午後四時頃までを目途に質疑を行いますので、御協力をお願いいたします。”
“ただいまから国民生活・経済及び地方に関する調査会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 昨日までに、嘉田由紀子君が委員を辞任され、その補欠として山口和之君が選任されました。 ─────────────”
“他に御発言もなければ、参考人に対する質疑はこの程度といたします。 参考人の皆様に一言御礼を申し上げます。 皆様には、長時間にわたり貴重な御意見をお述べいただき、誠にありがとうございました。調査会を代表いたしまして厚く御礼を申し上げます。ありがとうございます。(拍手) 本日はこれにて散会いたします。 午後三時五十一分散会”
“以上で各会派の一巡目の質疑は終了いたしました。 二巡目は、答弁を含めた時間がお一人五分以内となるように御協力をお願いいたします。 これより二巡目の質疑を行います。 質疑のある方は挙手を願います。 若林洋平君。”
“ありがとうございました。 以上で参考人の御意見の陳述は終わりました。 これより参考人に対する質疑を行います。 本日の質疑はあらかじめ質疑者を定めずに行います。 まず、各会派一名ずつ指名させていただき、一巡後は、会派にかかわらず御発言いただけるよう整理してまいりたいと存じます。 発言は着席のままで結構でございます。 また、質疑者には、その都度答弁者を明示していただくようお願いいたします。 なお、できるだけ多くの委員が発言の機会を得られますように、答弁を含めた時間が一巡目はお一人十二分以内となるように御協力をお願いいたします。 これより一巡目の質疑を行います。 質疑のある方は挙手を願います。 白坂亜紀君。”
“ありがとうございました。 次に、宮崎参考人にお願いいたします。(発言する者あり)宮崎参考人、挙手をお願いいたします。宮崎参考人。”
“ありがとうございました。 次に、桜井参考人にお願いいたします。(発言する者あり)桜井参考人、挙手をお願いいたします。桜井参考人。”
“なお、御発言は着席のままで結構でございます。 それでは、まず藤波参考人からお願いいたします。藤波参考人。”
“国民生活・経済及び地方に関する調査を議題といたします。 本日は、「誰もが取り残されず希望が持てる社会の構築」のうち、「社会経済、地方及び国民生活における希望の実現」に関し、「希望が持てる地域社会の実現」について三名の参考人から御意見をお伺いした後、質疑を行います。 御出席いただいております参考人は、株式会社日本総合研究所調査部上席主任研究員藤波匠君、日本大学名誉教授・博士(商学)桜井徹君及び埼玉大学教授宮崎雅人君でございます。 この際、参考人の皆様に一言御挨拶を申し上げます。 本日は、御多忙のところ御出席を賜り、誠にありがとうございます。 皆様から忌憚のない御意見を賜りまして、今後の調査の参考にいたしたいと存じますので、よろしくお願いいたします。 次に、議事の進め方について申し上げます。 まず、藤波参考人、桜井参考人、宮崎参考人の順にお一人二十分程度で御意見をお述べいただき、その後、午後四時頃までを目途に質疑を行いますので、御協力をよろしくお願いいたします。 また、御発言の際は、挙手をしていただき、その都度会長の許可を得ることとなっておりますので、御承知おきください。”
“ただいまから国民生活・経済及び地方に関する調査会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 昨日までに、伊藤孝江君及び中条きよし君が委員を辞任され、その補欠として三浦信祐君及び嘉田由紀子君が選任されました。 ─────────────”
“トランプ大統領は間違いなくタフなネゴシエーターだと存じます。専権事項である外交をつかさどる石破総理を始め、政府の皆様の厳しさは重々承知をしています。それでも外交は動きます。国際社会で日本外交が今まで積み上げてきた信頼、法の支配や人間の安全保障といった理念が日本外交の中で揺らぐことのないよう、石破総理の御奮闘を期待し、質問とさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(拍手) 〔内閣総理大臣石破茂君登壇、拍手〕”
“また、トランプ大統領が連邦政府のDEI、多様性、公平性、包括性プログラムを終了する大統領令に署名したことで、アメリカでの多様性に関する政策がこれも大きく後退し、差別主義的な状況が現れることを心配しています。 日本は、こういったアメリカの状況にお付き合いすることなく、気候変動対策、選択的夫婦別姓制度や同性婚など多様性を確保する政策を加速させなければならないと考えています。この国会で何としても実現したいと考えます。総理の決断一つです。いかがでしょうか。 尊敬する国際政治学者、高坂正堯先生は、一九六六年に出版された名著「国際政治」において、混乱した国際政治の状況とは、各国の行動を規律する準則、いわゆる法の支配ですね、準則が弱まり、他の国がいかなる行動様式を取るかを理解できないか、あるいは信用できない状況なのであると述べられています。約六十年前の炯眼です。 まさに今の国際情勢は難しい時代だということは私も認識しています。しかし、失礼を承知で申し上げれば、結局、一兆ドルの投資、防衛装備品の購入、LNGの購入等々の大きなお土産を持っていっても、関税は課せられたということですね。”
“しかし、今回の共同声明では、これらについて全く言及がありません。 昨年の共同声明に書かれていて今回の共同声明から落ちている内容は、白紙に戻るのか、維持されているのか、どのようなステータスになるのでしょうか。お答えください。 来月、核兵器禁止条約の第三回締約国会議が開催されますが、今回の首脳会談では話題にされなかったようで非常に残念です。しかし、アメリカと同盟関係にあるドイツやオーストラリアも締約国会議にオブザーバーとして参加しています。もちろん拡大抑止の必要性は重々理解していますが、日本が参加できない理由は何でしょうか。 総理は検証すると答弁されていますが、いつまで掛かっているのでしょうか。日本被団協がノーベル平和賞を受賞してきたことを踏まえ、また唯一の被爆国として決断をしていただきたいと思います。いつまでに結論を出すのか、オブザーバー参加を決断する気持ちはあるのか、お答えください。 これほど世界各国で異常気象、災害が頻発している中で、脱炭素社会の実現に向けて日米の協力が後退することに強い懸念を抱きます。”
“国連人口基金は、アフガニスタンではアメリカの支援がなければ千二百人の妊産婦が死亡し、十・九万人の望まない妊娠が新たに発生する可能性が高いと警告。ミャンマーでは、マラリア検査と薬の供給が停止しています。メキシコでは、トランプ大統領が懸念するフェンタニルや違法薬物が米国に流入するリスクが高まります。 援助を停止することは、中国やロシアといった国々に影響力を拡大する余地、機会を与えることになります。現在進行中のプログラムを何とか継続させるべきであると考えます。 今回の首脳会談において、国際援助の重要性について話はあったのでしょうか。また、総理自身、日本がこれらの空白をどのように埋め、どのように貢献するか、お考えはあるのでしょうか。日本外交は人間の安全保障をうたってきたのではありませんか。 今回の共同声明と比較して、昨年四月の岸田総理とバイデン大統領との共同声明では、日米両国でロシアのウクライナ侵略戦争に対する断固とした反対、北朝鮮とロシアとの軍事協力への深刻な懸念、ガザではイスラエル、パレスチナの二国家解決を求めることに加え、人道支援の必要性を高らかにうたっています。”
“あわせて、日本はUNRWAへの拠出金を引き続き継続していくことを確認させてください。 さらに、トランプ大統領は、国際刑事裁判所、ICCについて、ICCへの制裁を可能にする大統領令に署名をしました。ICCの赤根所長は深い遺憾の意を表明すると述べ、約八十の国・地域が国際的な法の支配を脅かすと非難する共同声明を発出していますが、日本は署名をしていません。なぜですか。ICCが果たす役割の重要性についてトランプ大統領に伝えることはされましたか。お聞かせください。法の支配への挑戦ではありませんか。 足下の最も大きな懸念の一つは、アメリカ国際開発局、USAID、いわゆるUSAIDです。 USAIDは、一九六一年以来、世界各地でアメリカの開発・人道支援活動を主導してきました。アメリカのソフトパワーの柱であり、日本が拠出するグローバルファンドとともに国際的な緊急事態で役割を果たしてきました。 USAIDへの資金の凍結は、世界中の人道支援プログラムに深刻な影響を既に与えています。”
“トランプ大統領が表明したWHO脱退、パリ協定の再離脱方針、アメリカによるパレスチナ自治区ガザの所有権構想、所有構想等については、今回の首脳会談などでは言及がありませんでした。話題にもしなかったのでしょうか。なぜですか。 トランプ大統領は、パレスチナ自治区ガザを長期的に所有し、再建を担う考えを示しました。国際法違反であることが指摘されています。その後、一部軌道修正はあったものの、日本が一貫して支持するイスラエルとパレスチナの二国家解決とは相入れません。イスラエルとパレスチナとの紛争について議論はあったのでしょうか。日本は国際社会と協調して二国家解決を目指すことに変わりはないのでしょうか。お答えください。 重ねて、トランプ大統領は、国連パレスチナ難民救済事業機関、UNRWAへの資金拠出を停止しており、一月にはイスラエル国内でのUNRWAの活動を制限する法律が施行されました。我が国は、外務大臣名でこの法律についての深刻な懸念を表明しています。 UNRWAの活動について、トランプ大統領と何らかの協議はあったのでしょうか。”
“そういう状況の中で、中国のメッセージをどう受け取り、そして石破政権はトランプ政権下の米中関係にどのように関与し、地域の平和と安定にどのように寄与していこうと考えているのでしょうか。また、国際機関への台湾の参加はいかなる機関を想定しているのでしょうか。お答えください。 共同声明では、北朝鮮については、世界にとって深刻な脅威となっている核・ミサイル開発への対処の必要性や、完全な非核化に向けて日米が連携して取り組んでいくことを確認されました。 米朝首脳会談がまた開催される可能性も指摘されています。トランプ大統領は就任日に、北朝鮮を核保有国と発言しました。これは日本政府の立場とは異なるものですが、その確認はされましたか。 日米韓の連携強化を含め、北朝鮮に対する圧力強化や対話の可能性、完全な非核化に向けた外交努力の重要性についてどのような認識の共有がなされたのでしょうか。 また、最重要課題の一つである拉致問題は、日本が即時解決を実現する決意を改めて表明し、アメリカはそれを支持したということですが、どのような協力が確認できたのでしょうか。お伺いします。”
“具体的にお答えください。 また、石破総理は、総理就任前から、また予算委員会でも、日米地位協定の改定に意欲を示してきました。首脳会談ではこの改定に向けた議論を提起したのでしょうか。 しかし、昨年十一月にも沖縄で米兵による性犯罪が発生し、昨年の検挙件数は四件となり、過去十年で最多。沖縄県民の不安は払拭できません。主権国家として、トランプ大統領にはこれらの実態を伝え、在日アメリカ軍の綱紀粛正を求めたのでしょうか。 トランプ大統領による中国への追加関税に対して中国が報復関税を発表するなど、今後も米中対立は更に厳しさを増すことが予想されます。中国への対応を念頭に、東シナ海における力又は威圧による現状変更の試みへの強い反対を確認しています。台湾海峡の平和と安定の確保にも言及されています。そのことは評価します。 一方、昨年十一月の日中首脳会談、十二月の日中外相会談と、石破政権は中国との会談を重ねています。中国との対話を重ねることは評価します。尖閣周辺のブイの撤去も明らかになっています。”
“トランプ大統領は、アメリカ産のLNGの輸入を新たに開始すること、アラスカの石油とガスに関して日米間で共同事業を行うことを明らかにし、石破総理も、両国間でエネルギー安全保障の強化に向けて協力していくことを確認したと述べられました。一体幾らで、どのぐらいの量を買い付けるのでしょうか。また、アラスカのプロジェクトは、これまでアメリカからオファーがありましたか。いつからどのような形で日本は参加になるのでしょうか。お答えください。 防衛協力についてもお伺いします。 トランプ大統領は、日本に約十億ドルの防衛装備品等の売却を承認したと明らかにし、アメリカの抑止力をフルに発揮し、同盟国を一〇〇%防衛すると表明されました。一〇〇%防衛すると表明されたことはよしとしたいと思います、有り難いことだと思います。しかし、日本は一体何を購入するのでしょうか。 共同声明の中にある、日本の南西諸島における二国間のプレゼンスの向上について、アメリカのプレゼンスの向上とはどのような状況を指すのでしょうか。お答えください。 二〇二七年度以降の防衛力強化について、どのように考えているのでしょうか。またも増税ですか。”
“すると、その後、トランプ大統領は、誰もUSスチールの株式の過半数を取得することはできないと表明されました。このことを石破総理は聞かされていましたか。 元々、日本製鉄はUSスチールについて、一株五十五ドルで全株式を取得する計画でした。約二兆円の投資です。この計画を白紙に戻すことになるなら、極めて遺憾です。 首脳会談後すぐさま日本製鉄に判断を迫るような事態になることについて、総理はどうお考えですか。また、首脳会談では言及しなかったトランプ大統領の発言や関税措置は想定内のことなのでしょうか。ウィン・ウィンの関係を本当に築けるのでしょうか。 総理、自由で開かれたインド太平洋の三本柱のうちの一つ目の柱は、まさに法の支配、自由貿易、航行の自由です。この法の支配や自由貿易体制について、関税をディールの材料にするトランプ大統領とその価値観を共有できていると言えるのでしょうか。お答えください。”
“会見での言及のとおり、トランプ大統領は日米首脳会談後、正式に鉄鋼、アルミニウムへの二五%の関税を例外なく課すと明らかにされました。日本にも課されることになるのでしょうか。また、日本政府にこのことをいつ伝えられたのでしょうか。首脳会談のときに話はあったのですか。今回、日本は報復措置を検討するのでしょうか、また、どのように対応するのでしょうか。お伺いします。既に、アメリカと同盟関係にあるEU、韓国は懸念を表明しています。 また、それ以外にも、トランプ大統領は相互関税の導入にも言及しています。日本も対象になるということでしょうか。この鉄鋼、アルミニウムへの二五%追加関税、相互関税が日本企業にどのような影響をもたらすと考えているのでしょうか。お答えください。 これらの関税措置は、アメリカ国内のインフレを助長し、ひいては世界経済の減速を招くものと強く危惧をしています。 次に、USスチール問題についても質問いたします。 首脳会談では、買収ではなく投資という表明がなされましたが、詳細は明らかにされませんでした。”
“一方で、石破総理が予算委員会等で常に確認したいと言われていた法の支配、この文言は、日本の、自由で開かれたインド太平洋の中では中心的な理念、外交の在り方を示すものです。驚いたことに、法の支配という文言が共同声明の中に一度も出てきません。なぜ法の支配を落としたのでしょうか。 今回の共同声明と、僅か十か月前に開かれた当時の岸田総理とバイデン大統領との共同声明とを見比べると、安全保障分野の文言はほぼ踏襲されています。しかし、この法の支配の文言だけは落ちています。 もちろんアメリカが政権が替わったことは理解をしておりますが、アメリカとの事前調整の過程で、要請されて落としたのでしょうか。日本が自ら進んで法の支配を落としてアメリカに提示したのでしょうか。明確にお答えください。 石破総理は、対米投資を一兆ドルに引き上げることを表明されました。いつまでに誰がどのように投資を積み上げるのか、お答えください。 石破総理は、帰国後のインタビューで、関税について議題に出なかったと明確に答えられていますが、共同会見時にトランプ大統領は相互関税に言及されました。どのような印象を持ちましたか。”
“立憲民主党の福山哲郎です。 会派を代表して、日米首脳会談について、石破総理に質問させていただきます。なお、定番の国会答弁の、仮定の御質問にはお答えいたしかねますという答弁はされないよう、また、具体的にお答えいただきますよう、お願いいたします。 石破総理、トランプ大統領との首脳会談、お疲れさまでした。率直に言って、共同声明を見る限り、安全保障分野での成果は十分に得られたのではないでしょうか。また、会見のやり取りを拝見しても、一定の個人的な関係も築かれたという印象を受けました。事前の調整に奔走されたであろう外務省や経産省、官邸等の関係者にも敬意を表します。また、石破総理に改めて敬意を表します。 立憲民主党は、日米同盟は日本外交の基軸だと考えています。そのことを前提に質問させていただきます。 今回の共同声明において、「日米関係の新たな黄金時代を追求する決意を確認した。」とありますが、日米が追求する黄金時代とは一体どういった時代であり、具体的に何を追求するのでしょうか。お答えください。”
“他に御発言もなければ、参考人に対する質疑はこの程度といたします。 参考人の皆様に一言御礼を申し上げます。 皆様には、長時間にわたり貴重な御意見をお述べいただき、誠にありがとうございました。調査会を代表いたしまして厚く御礼を申し上げます。(拍手) 本日はこれにて散会いたします。 午後三時四十七分散会”
“以上で各会派の一巡目の質疑は終了いたしました。 二巡目は、答弁を含めた時間がお一人十分以内となるように御協力をお願いいたします。 これより二巡目の質疑を行います。 質疑のある方は挙手を願います。 田中昌史君。”
“ありがとうございました。 以上で参考人の御意見の陳述は終わりました。 これより参考人に対する質疑を行います。 本日の質疑はあらかじめ質疑者を定めずに行います。 まず、各会派一名ずつ指名させていただき、一巡後は、会派にかかわらず御発言いただけるよう整理してまいりたいと存じます。 発言は着席のままで結構でございます。 また、質疑者には、その都度答弁者を明示していただくようお願いいたします。 なお、できるだけ多くの委員が発言の機会を得られますように、答弁を含めた時間が一巡目はお一人十二分以内となるように御協力をお願いいたします。 これより一巡目の質疑を行います。 質疑のある方は挙手を願います。 山本啓介君。”
“また、御発言の際は、挙手をしていただき、その都度会長の許可を得ることとなっておりますので、御承知おきください。 なお、御発言は着席のままで結構でございます。 それでは、まず高見参考人からお願いいたします。高見参考人。”
“国民生活・経済及び地方に関する調査を議題といたします。 本日は、「誰もが取り残されず希望が持てる社会の構築」のうち、「社会経済、地方及び国民生活における希望の実現」に関し、「希望が持てる雇用・労働環境の整備」について三名の参考人から御意見をお伺いした後、質疑を行います。 御出席をいただいております参考人は、独立行政法人労働政策研究・研修機構主任研究員高見具広君、東京大学社会科学研究所教授近藤絢子君及び早稲田大学名誉教授浅倉むつ子君でございます。 この際、参考人の皆様に一言御挨拶を申し上げます。 本日は、御多忙のところ御出席いただき、誠にありがとうございます。 皆様から忌憚のない御意見を賜りまして、今後の調査の参考にいたしたいと存じますので、よろしくお願いいたします。 次に、議事の進め方について申し上げます。 まず、高見参考人、近藤参考人、浅倉参考人の順にお一人二十分程度で御意見をお述べいただき、その後、午後四時頃までを目途に質疑を行いますので、御協力をよろしくお願いいたします。”
“政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 国民生活・経済及び地方に関する調査のため、今期国会中、必要に応じ政府参考人の出席を求めることとし、その手続につきましては、これを会長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕”
“御異議ないと認めます。 なお、その日時及び人選等につきましては、これを会長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕”
“参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 国民生活・経済及び地方に関する調査のため、今期国会中、必要に応じ参考人の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕”
“ただいまから国民生活・経済及び地方に関する調査会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 昨日までに、三浦信祐君が委員を辞任され、その補欠として伊藤孝江君が選任されました。 ─────────────”
“御異議ないと認め、さよう取り計らいます。 本日はこれにて散会いたします。 午後二時五十一分散会”
“委員派遣に関する件についてお諮りいたします。 閉会中の委員派遣につきましては、その取扱いを会長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕”
“御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、要求書の作成につきましては会長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕”
“継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。 国民生活・経済及び地方に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕”
“この際、本調査会の三年目の調査について御報告いたします。 本調査会は、令和四年十二月に今期の調査テーマを「誰もが取り残されず希望が持てる社会の構築」とすることに決定し、調査を進めております。 三年目の調査につきましては、理事懇談会等で協議いたしました結果、引き続き、本調査テーマの下、「社会経済、地方及び国民生活における希望の実現」について調査を進めていくことになりました。 何とぞ委員各位の御協力をお願いいたします。 ─────────────”
“理事の補欠選任を行います。 去る十一月十四日の本調査会におきまして、一名の理事につきましては、後日、会長が指名することとなっておりましたので、本日、理事に田中昌史君を指名いたします。 ─────────────”